第1回:ホラーアドベンチャーができるまで/できてから

 さて、始まりました。「囚哉のバイオについて思うこと」。これから気ままに更新していきますので、バイオファンの皆様、どうかお付き合いくださいませ。記念すべき第1回は、バイオハザードという一大エンターテイメントの天地開闢から、現在のバイオハザードのポジションについて語りたいと思います。

 そもそも「バイオハザード」は、現在数多く存在する「ホラーアドベンチャー」と呼ばれるジャンルの元祖ともいえるシリーズで、その手のマニアを対象に作られたコアなソフトだったはずが、予想外のヒットを記録し、結果この世に「ホラーアドベンチャー」という新たな世界を築くこととなった、TVゲーム史に欠くことのできないタイトルです。

 前述しているとおり、ターゲットを絞った作品だったバイオは1作で完結するはずでした。ウェスカーはクライマックスで壮絶な死を遂げ、その後の調査でアンブレラの悪行のすべてが明るみになっていた…はずでした。

 しかし、売れてしまったがために、悪夢は終わらなかったのです。アンブレラの悪行は闇に隠蔽され、ウェスカーは超人的な力を得て復活してしまいました。

 偏見を持ってこれを見ると、こじつけのような設定だと感じるかもしれませんし、「商売だ」と割り切ってしまえばそれまでです。ただ、今もこのタイトルがシリーズとして続いているということは、確かな支持があるということです。また、これらの設定は現在のバイオハザードが向かう方向性を指し示す手がかりでもあります。

 かつてのバイオハザードシリーズが築いてきた「ホラーアドベンチャー」というジャンル。そして、それに続けとばかりに誕生した様々なタイトルの新たなホラーアドベンチャー。それらの誕生によって、このジャンルはひとつの大きなコミュニティーを形成するに至りました。特に(旧)プレイステーション全盛期はホラーゲームのバブル期で、あらゆるメーカーが同ジャンルでしのぎを削っていたものです。

 ホラーのバブルが崩壊した現在、衝撃の復活を果たしたバイオ4が、硬直していたこのジャンルに風穴を開けてくれました。ホラーアドベンチャーというジャンルが、再び「売れる」時代が訪れそうです。

「怖いけど、ワクワク」。

 このキーワードこそが、これからのホラーアドベンチャーを築き上げる力なのです。

第2回をお楽しみに!

ページトップへ