act2

元帥『諸君、楽にしたまえ・・・という空気でもないがな。指令を与える。』
「はい。」
モニターを通じて、元帥が指示をくだす。
元帥『デトロイト南部における森の村でvenus軍の攻撃がおきているとの情報が入った。この村には名が無いそうだが、付近にadamの支部があり危険性があるのは確かなようだ。そこで諸君にはこの反乱の鎮圧をおこなってもらう。なお、今回はadamの私設兵との合同任務となり、諸君はadam軍の司令官ジョンの下についてもらう。健等を祈る。』
映像が消えた。
ケビン「俺達は助けに行く側だぜ?なんでadamに従わなきゃならないんだ!」
シンディ「その方が都合がいいでしょ?私たちはあのあたりの詳しい地理とか知らないんだから。」
ケビン「そりゃそうだがよ・・・大将はどういう考えで?」
ジル「任務とあれば仕方ないわ、すぐ出撃準備を。」
ケビン「はぁ・・・わかりました、了解!」
シンディ「了解!」
ジル達は軍人専用の輸送機でデトロイトに向かった。

数時間後
「遠いところからよくぞ我が企業のために来てくれた。自分はジョン司令官である。」
ジル「ジル・バレンタイン。S.T.A.R.S.の大将です、よろしく。」
ジョン「うむ・・・頼もしい兵達だな、期待しているぞ。」

休む間もなく現地に直行
すでに夜もふけった。
ジョン「早速だが、今回の作戦を説明しよう。」
空撮の写真、手書きの地図が広げられた。
ジョン「アメリカに地図の無い土地があることに驚いたのだが・・・少ないが情報は集めた。まず、ここが敵の本拠地と見られる。集会所があり、夜になると村人達が大規模の宗教活動らしき祭りごとを行うのだ。昼間になっても大人数は残っているが夜の比ではない。そこで明日の昼、作戦を決行する。我々adam軍は村の各地をまわり敵をたたく。君達は本部を集中攻撃してくれ。」
ジル「村人をたたくのですか?」
ジョン「村人といっても尋常じゃない・・・まるで、ラクーンシティのゾンビのようだ。当初はvenus軍の攻撃だと思ったんだがな。この付近にはadamの支部もあるしな、叩く必要がある。」
ジル「・・・そうですか・・・。」
ジョン「ところで、S.T.A.R.S.には“ヨーコ”という、アンブレラの実験台にされた者がいると聞いたが。」 ジル「ええ。明日の朝にこちらに来て私の配属下につくことになってます。」
ジョン「そうか・・・大きな戦力になろうて。adamにほしい存在だ。」
ジル「え・・・?」
意味深な言葉を残し、ジョンは部屋をあとにした。
ジル(ジョン・・・彼は危険な発言ばかりする、今の企業連盟を信用するな、だの・・・ヨーコがほしい、とか・・・自分が革命者にでもなろうっていうの・・・?)

そして数時間後、作戦決行の時
ヨーコ「初めまして、ヨーコ大佐です。大将の配属下につかせてもらいます。」
ジル「了解。よろしく頼んだわ。」
ヨーコ・スズキ
アンブレラの被験者
一歩間違えればタイラントのような変わりはてた姿になるかもしれなかった、そんな危険な運命に立たされた、まだ20代の若さの大佐。
ジョン「さて、これから各自作戦場所に向かってもらうわけだが・・・。」
「司令官!」
1人の兵が駆け込んできた。
「村人達が一丸となって、この基地に向かってきています!」
ジョン「何・・・見つかってしまったか・・・。」
少しの間があり・・・
ジョン「・・・ここは我々が食い止めよう。ジル大将、君達は計画通り、本部を叩いてくれ。」
ジル「了解!」

外に出ると、メジ博物館の時のよう、ゾンビに似た化け物達が基地に向かっている。
ジョン達が討伐にあたり優勢ではあるが、村に全部いるとは思えない激しい数。
全員が全員、右手に松明を持っている・・・ゾンビと違って“食”が目当てではないようだ。
またここでも言葉を発し、合図を送ったりと知能も持っているようだ。
ゲビン「くそ、数が多いな!けど俺達にかかれば、チョロイもんよ!」
ジル達の進路にも村人達が少なからず陣地をはっていた。
シンディ「みんな、逃げて!」
手榴弾が投げ込まれ、あたり一面が爆破のうずに巻き込まれた。

敵の本拠地に着いたが、そこには時計塔が建っていた。
ジルとヨーコの部隊で屋上から狙い撃ちにする作戦を決行し、両者は塔を上っていた。
しかし・・・
ジル「くっ・・・簡単に見過ごしてはくれないわね。」
後ろから敵が来ている。
「くそー、捕まってたまるか。」
駆け上りながら後方の排除・・・気の遠くなるような作業だ。
「殺ス・・・殺ス・・・。」
一体なぜゾンビ化してしまったのだろうか。
正確にはゾンビではないのだろうが・・・。
「うわー!」
ジル「・・・そんな・・・。」
敵の攻撃は激しく、兵が何人かやられた。
しかし、足を止めるわけにはいかない・・・命をはってくれた部下のためにも、ジル達は駆け上り続けた。

ケビン「よっしゃあ、片付いたぜ!」
塔付近の排除をまかされたケビンとシンディ。
シンディ「ケビン、屋上に輸送ヘリをつけてもらいましょうよ。いくらジル大将でもこの塔を往復だなんて無茶よ。それに、村人達が追いかけないはずないし・・・。」
ケビン「ああ・・・司令官に要請しよう。」
無線を取り出し、ケビンがヘリを要請した。

一方ジル達は屋上に着いたが、追ってきた敵の生き残りが予想外に多かった。
これでは屋上から狙い撃ちをやっている場合ではない・・・作戦を阻まれた。
ヨーコ「大将、後ろに下がってください。」
最終手段として用意されたランチャーが放たれた。
「ウォーーー!」
大爆発、そして敵の声・・・それでも爆発の中から攻撃を受けなかった敵が向かってきた。
ジル「屋上が広くてよかった、思いっきり暴れられる。」
「しかし大将、そろそろ弾薬が心配です!」
ジル「ええ・・・。」
それでも撃つしかない。
「ヤレ、殺スノダーーー!」
一進一退の攻防とでもいおうか。
ジルのマシンガンも火を吹きっぱなしだ。
「・・・大将、adamのヘリです!」
ジル「・・・助けに来てくれたの!?」
2機のヘリがやってきて、1機のヘリから機関銃が放たれる。
機体の中の兵も、マシンガンを放ち応戦する。
「さあ、早く乗って!」
もう1機が屋上に着いた。
ジル「撤収、撤収!」
「了解!」
兵達を誘導し、ヘリに乗せていく。
村人がどんどん近づいてくるが、ジルとヨーコが最後まで応戦する。
ジル「もう誰もいないわね?」
最後にヨーコを乗せ自分も乗った。
そして、間一髪のところでヘリは飛び立った。
「目標、時計塔。」
もう1機のヘリからミサイルが放たれ、塔はまたたく間に崩れ去った。
しかし、その中にいた味方は・・・闘いに犠牲はつきものと知りながらも、悲しさはつくもの。

翌日、デトロイトの空港
ジョン「君達の素晴らしい援護には感謝する。おかげで反乱はおさまった。」
ジル「ありがとうございます。」
その時
「司令官、今入った情報ですが、adamとvenusの外交官によって、非開戦の宣言がなされたようです。」
ジョン「非開戦宣言、か・・・。」
ジョンの顔色が変わった。
ジョン「宣言だの条約だのといったものは、所詮上層部だけによって決められた口約束にすぎない。下の実力者達がその気になれば、簡単に事は起こるものだ。」
ヨーコ(・・・何が言いたいの?この男は・・・。)
ジョン「・・・ジル大将、それに配属している若者達よ。1度しか言わない。」

・・・もし君達がよりよい世界を求めるなら・・・自分達の手で何かおこしたいのなら・・・このままadamに来い!

静まり返った。
想像すらしなかった言葉に、戸惑いすら見せた。
ケビン「・・・大将、ダメっすよ!俺達S.T.A.R.S.があるから、まだ戦争がおきないんです!」
シンディ「そうですよ!戻りましょう!」
ジル「・・・そうね・・・ジョン司令官、私は別に何かしたいわけじゃない。平和のために、おきたトラブルを解決するだけ。」
ジョン「そうか・・・残念だ、S.T.A.R.S.のエース達。」

機内
ジル「あの男は異常だわ・・・アンブレラに施されたあなたを兵器の1種に使う気だったようだし。」
ヨーコ「・・・そうなんですか!?」
ジル「うん・・・adamにだって、化け物を生み出した可能性がないわけじゃない。」
シンディ「まだ今回の事件は解決ませんよね。」
ジル「・・・最悪、あのジョンと闘う可能性だってある・・・。」
謎の人間の変貌・・・数度戦いはしたが、実態を何一つ知ることができていない。
そして、次の敵が誰なのかさえ・・・。

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♪作者後書き♪
戦闘シーンを字で表記するのって難しいですね。
“村”ってあたりはバイオ4をヒントに考えましたが、4はやった事ないので詳細はわかりません。
PS2版待ちです・・・早くやりたい!(2005/10/01)