第十四話

一週間前、パトカーが隣りの家の塀に突っ込んだ直後、服を着て、外に出ようとした俺はすっかりビビっちまったんだった。
音を聞き付けて、連中はすぐにアパートの裏口まで回り込んできて、パトカーに乗ってた警官を襲い始めた。
アパートの玄関で俺を襲ったばばあはノロかったが、意外に足の早いやつもいて、もう逃げるのは無理だった。
テレビをつけっぱにして、すぐに俺はスナック菓子やら、冷蔵庫の水やら、居酒屋を出る時に貰ったアメやらを、2段になっている押し入れの上の方に放り込み、俺もイスを使い、上によじ登り、登りきると、イスも引き上げ、押し入れの戸を閉め、ジッとしていた。
五分くらいで、部屋の窓はベランダ側からすぐに割れて、ゾンビどもが何匹か入ってきやがったが、ジッとしてたら、すぐに外に出ていった。
しばらくは、外も騒がしくて、自衛隊のヘリなんかも飛んでたみたいだが、どうやら、あいつらに襲われて、死ぬと、2〜3分で生き返るみたいで、一日経つ頃には、辺りは静まりかえってたな…。
テレビも3日目くらいには砂嵐になってたしな。

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