第一話
何でもないある木曜の朝だった。
夏も終わり、そろそろ秋になろうかって時期で、特別何かあるわけじゃない。
週末は女と前から約束してたディズニーランドでも出かけようかってくらいで、それも大して楽しみなわけじゃない。
会社に行けば、ムカつく奴等が偉そうな態度でバカっぱなしてるし、仕事は遅れてて、新人は使えねえ。
昨日の晩はかなり飲んで腹も下し気味だし、午前半休でも使いたいくらいだ。
昨日の晩は飲み屋から帰ってソファでそのまま寝ちまったから、体のあちこちが痛い。
とりあえず眠気覚ましとアルコール抜きの為にシャワーだ。
そこまでは今まで一億年も、いやそれ以上か、気が遠くなるくらい緩やかなペースで、しかし確実に下に向かって落ち続けてきた俺のクソッたれの良くある日常だった。