プロローグ

全く人生ってのは面白くなかった。
これといって、特技があったワケでもない。
金持ちでもなけりゃ、まあ貧乏でもないが。
人生20年足らずで先が見えて、後は惰性で生きていた。
そもそも、生きるって実感もなかったし、深酒しては有給を食い潰して、仕事も適当な毎日に、そんな大袈裟な『生きる』なんてタイトルがつくわけがねえ。
でも、今全てをかけて願うのは、『生きたい』って事だ。
何もいらない。
ただ、生きてるだけでいい。
死にたくねえ。

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