Epilogue
〜Nightmare〜
静かな空間。
そこに横たわる人影が1つ。カナだった。
彼女がいるのは何も無い部屋。
金属に囲まれた、牢獄だった。
そこの看守と入れ替わるように入ってきたのは、黒服でタクティカルベストを着込んだブロンドヘアーの女性。
彼女こそ、ジョーカーと呼ばれていた女性だった。
「・・・まだ起きないのか。」
しばらくそこでカナの様子を伺うジョーカー。
彼女が立ち去ろうとした時。
「ぅ・・・ん・・・。」
僅かな呟きに気づき、ジョーカーがカナに向き直る。
カナが眼を覚ましたようだ。
ゆっくりと起き上がった彼女は、ジョーカーと眼が合った。
「おはよう・・・ん〜。」
彼女のそんな言葉に、ジョーカーは拍子抜けしてしまう。
「あぁ、おはよう。」
挨拶されたのだ。彼女もまた、そう返した。
そこで今更眼が覚めたのか、カナが周りを見渡す。
「えっ、なに・・・ここ、どこ?」
そして再び、2人の目が合った。
「元気そうでよかったよ、カナ。」
その顔を見て、カナの表情が固まる。
鉄格子の先にいるのは、紛れも無く・・・。
「なんで、どうして・・・あなたがここにいるの!?」
ジョーカーの服には、アンブレラのロゴマークが縫い付けられていた。
彼女が悲しそうに微笑む。
対して、カナが悲痛の表情で叫んだ。
「答えて、ミリアちゃん!!」
彼女の現実が、日常が、世界が・・・ここで終わりを告げる。
彼らに襲い掛かる悪夢はまだ、始まったばかり。
そしてもう・・・戻ることのできない場所へ踏み込んでいった。
THE END
〜あとがき〜
始めに、ここまで読んでくださった方々、誠にありがとうございます。
バッドボーイです。以後よろしくお願いします。
こうして最後まで書ききれたのは初めてで、うまく書けているか不安です。
この作品は終わりまで読んでくれたならなんとな〜く察しがつくかもしれませんが、今回の物語だけでこの話は完結しません。長いのです。
今作のタイトル-Till the world is over-ですが、この訳は「世界が終わるまで」です。
ここで言う「世界」というのは世界全域ではなく、カナの中の世界。つまり彼女の「日常」を指してます。
今回の物語で彼女の日常が終わりを迎えたのです。
さて、勘のいい方は途中でわかってたかもしれませんが、カナと一緒に行動していたときのミリアの行動や言動。
これらは偶然ではなく、彼女が意図的にやっていたことです。
彼女についてはこの辺にしときましょう。ネタバレになりそうなんで。
そのほかに、まだ未解決な部分やおかしいと感じる所があるかもしれません。
作者のミスを除き、実はそれらも今後に繋がるキーワードです。
もう一度読む機会がありましたら、じっくり探してみてください。
それでは次に行きましょう。
今回ちょこっとだけ登場したファイブセブンの事務所の仲間、グロックくん。
話の中ででてきましたが、彼は現在別の仕事でお留守です。
まぁ、そのうち登場させるつもりです。
もちろん他の事務所のメンツもですよ。
ちなみに彼らの偽名、全て拳銃の名称です。
ファイブセブンはFN社のオートマチックハンドガンです。
本編でも述べている通り、SS190という特殊な弾丸を使用します。
これは何故かというと、同社のサブマシンガンと弾の兼用ができるためです。
彼も随分と不便な銃を選びましたよね。
グロックはヘッケラー&コック社の小型ハンドガン。これは種類が多いです。
コードベロニカのクリスもこのタイプを使ってたかな?確か。
パイソンはコルト社のリボルバー。
このコルトパイソンも、どこかで出てたような・・・う〜ん?
デリンジャーは色んな会社が作ってます。手のひらサイズの銃です。
背丈の小さい本人に、遠まわしに「チビ」と言いたいがためにファイブセブンがつけた愛称なのです。本編にそんな内容でませんがね。
ていうか本人はおもいっきりチビって言ってましたね。う〜ん。
他の3人は・・・まだ名前しか出てないので。
本人がでてきたらその時にまた紹介しますね。
それでは今回はこの辺で。
もしよろしければ作品についての感想や、ご意見を貰えると幸いです。
指摘などがありましたら、次回からソレを反映できるよう努力します。
この後、主人公&脇役が織り成す謎のトークワールド(舞台裏)を置いときます。
キャラを壊したくない人はここらで終わりにすることを推奨します。
それでは次回作でまた会いましょう。
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ばいおはざぁど
−てぃるじわぁるどいずおぉばぁ−
「さぁ!始まりました!!わたくしが今作でまともに話せる場所が!」
大声と同時に現れたのはデリンジャーだ。
その隣にティアとエリーも突如出現する。
「なにいってんのアンタ、仮にもレギュラーでしょ!」
「ボクたちのが出番少なすぎですよ・・・。くすん。」
というか、この作品は脇役の影が薄いのが問題な気が・・・。
「ナレーターはしっかり働け!さて、今回のパーティ会場は、今作のメイン会場だった第3研究所・・・!」
デリンジャーの言葉を遮って、エリーが割って入ってきた。
「ではなく、その上のヘルシーミートさんで〜す。ぱちぱちぱち。」
「エリー。なんで下にしないの?みんなで掃除したから下のが綺麗じゃない?」
ティアに向けてエリーが指を振って舌を鳴らす。
「屍骸は回収したけど、まだ匂いがあるのよ。正直臭いじゃない。」
「あぁ、なるほどぉ。」
「ちょっと、あんたらわたくしの役をとらないでくださる。」
っと、その時3人を遠くから呼ぶ声がする。
「なにやってんだぁ、早くこないと始めんぞ〜。」
「はいは〜い。待って〜。」
3人を呼んだのはファイブセブンだ。その声に3人とも建物の中に向かう。
そこは、パーティ会場と化したヘルシーミートの事務所だった。
今回登場した人物たちが囲むのは、大きなホットプレート。
「お待たせ〜。ごめんごめん。」
「ったく、遅いぞおまえら。準備いいか?」
遅れてきた3人にジュースを渡すファイブセブン。
全員が席に着くのを確認すると、カナが立ち上がった。
「はい、それではいいですか?これから第一話完成記念を称して・・・。」
間を開けて、カナが声高らかに紙コップを掲げた。
「焼肉パーティを開催します!かんぱ〜い!」
「かんぱ〜い!」
一斉に全員が叫び、コップの中身を飲み干した。
それと同時に(工場からかっぱらった)肉を焼き始める。
「うっは〜、いい色してますねこれ。さすがアンブレラ経営だけあって豪勢だなぁ。」
「お金がある会社は違いますね。僕たちの事務所と大違い。」
グロックの感嘆にパイソンが同意する。
その隣には、カズエとミノルがいた。
「そんな事ないですってば。ねぇあなた?」
隣の旦那、ミノルに話しかけるカズエ。
しかし何故か返事が無い。彼女が顔を覗き込んだ。
「チクショー、なんで俺はあれだけしか出番ないんだ・・・物語の中核だぞ俺・・・。」
オヤジは既に酔っているらしい。そうブツブツと呟きながら酒を飲み干す。
「あらやだ、ウチの人すぐ酔っちゃうからノンアルコールにしてって言ったのに。」
「あ、すいません。ついつい大人組には酒だしちゃいました。」
弁解したのはグロックだった。
頭をかきながら謝る。
ミノルの下にカナが駆けつけ、背中をさする。
「まぁまぁ、お父さん。次はもっと出番あるってばぁ。」
「うぅ、ほんとうかぁ?カナぁ〜・・・うお〜ん!」
娘を目の前にいじけて泣き始める。
酒が入っているとはいえ、最悪の親父だ、と一部の者は思ったはずである。
「さて、いい感じに焼けてきたな。お先に〜。」
ファイブセブンがやや生のまま牛肉を数枚奪っていく。
「ファイブちん、それまだ生焼けだよ?」
エリーが止めるが、ファイブは頬張りながら応えた。
「牛は半生でも平気だぞ。というか個人的にはこっちのが好きなんだ。」
「そうなの?じゃぁ豚は?」
「豚はちゃんと焼いたほうがいいぞ〜。」
「変なとこ詳しいよな、お前って。」
グロックが見習うように牛肉を食べながら言った。
「ところでミリアちゃんさぁ、なんか悪役っぽいよね。今回。」
ティアが隣のミリアに話しかける。
彼女は既に肉を食べるのに夢中で、首をかしげた。
「はんはいっは(何か言った)?」
「・・・飲み込んでから喋れ、お前は。」
ファイブセブンが呆れるように言う。
彼女は頷き、肉を飲み込むと話し出した。
「ん〜、そうだね。ネタバレできないけどさ。そうそう悪者じゃないらしいよ実は。」
「カナさんを何度か守ってますしね。よく見ると色々と世話焼いてますよね。」
ピートが言うと、ソレを聞いていた何人かが頷いた。
しかしそれに納得していないという者が反論をする。
「でもよ、やっぱりアンブレラの手先なのは間違いないだろ?どうだかなぁ。」
そういったのはジャックだった。
それにミリアは呆れながら言い放つ。
「あんたがいうか、あんたが・・・。」
そこからはみんなで雑談しながら肉を本格的に食べ始めた。
「あ、カナおかわりちょうだい。」
「うん、ちょっと待ってね。」
一番に白米を平らげたファイブセブンがカナに茶碗を渡す。
カナは炊飯器の白米を茶碗いっぱいに盛ると、彼に返した。
「はい、どうぞ♪」
「サンキュー。」
その様子を、エリーが見つめていた。
視線に気づいたカナが首を傾げる。
「どうかしたの?」
「新婚夫婦・・・。」
彼女がボソっとそういうと、ファイブセブンがご飯を吹き出した。
「い、いきなりなにいいがる!」
「いや、だってさぁ。本編だけならともかくオフでもあんたら仲良しじゃん?」
さらに追い討ちするようにデリンジャーが付け足す。
「しかも今のカナちゃん”♪”ついてたよね、絶対。」
「そ、そんなことないってば!」
「私は認めないから。」
ビシっと、ミリアが割ってはいる。
それに同意するのは、
「うちの子は不良にはあげません。」
「誰がカナをやるといったぁ!パパはみとめんぞー!」
「ファイブセブン、事務所で恋愛は禁止ですよ。僕まだ独身だし。」
カズエ、ミノル、パイソンの3人だ。ビバ保護者組。
「なさけねぇな・・・あの3人。」
「えっ、そうですか?ボクは気持ちわかるけどなぁ・・・。」
ジャックとピートが酒を飲みながら呟く。
「そういえばさぁ、エリーとティアとミリアはいつ出合ったの?」
向こうで騒ぐ親子組を尻目に、デリンジャーが3人に質問した。
「えっ、言ってないっけ?」
「作中にはふれてない・・・かな。」
「会ったのは高校一年だよ。だってセントブリーズって最近出来た街だし(架空だけどね)。」
「へぇ、それなのに仲いいですよね3人とも。」
グロックが彼女たちの会話に混ざる。
「そういえばFirstDayでエリーんちでやったゲームって何?」
「あ〜、あれ・・・名前だしていいのかな。」
「そういうときの伏字だよ、エリー。」
ミリアがフォローすると、エリーが手を叩いて納得した。
「やったのは大○闘ス○ッシュブ○ザーズ(を、イメージ)だよ。」
「なるほど、だから”エリア外に吹き飛ばした”ってのか。何かと思ったよ。」
「みんな何使ったの?」
デリンジャーの問いにエリー、ティア、ミリアの順に答えた。
「私は巨大猿だね。メインは。」
「ボクは黄色いネズミですよ。」
「オレンジ色の武装お姉さん。ちなみにカナはピンク色の団子よ。」
「うっわ、伏字って言うか遠まわしだね。」
グロックが笑いながら応えた。
「あ、そういえばさファイブセブンとカナちゃん。2人って一番作者と話してるよね。」
いつの間にか隣り合って座っている2人にグロックが話しかけた。
「ん、まぁな。打ち合わせとか多いし。」
「今後さ、ゲームに出てる有名人って出てくるのかな?」
「あ〜、それ私も気になった。」
「これ以上キャラ増やして出番減らさないでくれ・・・。」
全員がその話題が気になって彼らのほうを向く。
ちなみに降板したピートとジャックは無関心。
「ん〜、数名出す可能性はあるってよ。」
「他多数は出番あっても声だけとか、そのくらいなんだってさ。」
「え、そうなの?なんでさ。」
「作者曰く、他の所で活躍中だとさ。有名人は違うね。」
「大変ねぇ、会社と契約してる俳優は。私たち個人契約だしね。賃金安いけど。」
まったくだぁ、と全員が笑い出した。
っと、コッソリとエリーが大人組の背後から一升瓶を持ち出してきた。
「エ、エリーちゃん。それお酒だよ?」
「にっしっし、百も承知じゃおねぇちゃん。次回作はまだ時間あるからいいではないか。」
「ていうか酒くらい俺しょっちゅう飲んでるし。」
あたふたするのはカナだけで、未成年組は全員乗り気だった。
っと、そこにジャックが顔を出す。
ばれた、と。没収されると思った矢先。
「吐かない程度に飲めよ。」
それだけ言って席に戻っていった。
「・・・大学の先輩とかにいそうだよね、あんな感じの人。」
ティアが呟き、みんなが頷いた。
何はともあれ、酒に辿りついた未成年の諸君。
なれてるファイブセブンは一気に飲み干し、親に隠れてこっそり飲んでる他の大勢はちびちびと飲み始めた。
十分ほどすると、酒に弱いメンツが現れ始める。
「ファイブちん〜、今夜一緒にどう〜?」
エリーがファイブセブンに絡み始める。彼のほうはまだしらふだ。
「馬鹿かお前・・・。おい、誰か麦茶持ってきてくれ。」
「あ、うん。待っててね。」
カナはまだ一口ぐらいしか飲んでおらず、なんともない様子で取りに行く。
「きゃはははは!浮気者〜!きゃははは!」
ティアが事あるごとに笑い出し、床に寝そべって足をばたつかせる。
「ちょっとティア!見えてるって!ちょっとは恥らいなさい!」
ミリアがしょうがないなといわんばかりに彼女をなだめる。
それからさらに二十分。
やや酒に強かったメンツも騒ぎ出した。
「ふぁいぶ〜、なんで同じ立場なのに僕とお前扱いがちがうんだよ〜。」
「お前も絡み系かい!」
グロックがファイブセブンにまとわりついて愚痴をこぼしだす。
ちなみにティアとエリーは眠りだしていた。
「カナ、もっと飲みなよ・・・。」
「わ、私はもういいよ。ミリアちゃん、大丈夫?」
彼女は下を向きながらゆっくりと、だがどんどん酒を飲んでいく。
色んな意味で性質が悪い酔い方かもしれない。酔ったら飲むのをやめましょう。
(カナ、そろそろ酒と思わせて水だせ水。もう味なんてわかっちゃいねーから。)
ファイブセブンがカナに呟き、彼女は頷いた。
言われたとおりに水を出す。そのまま文句も言わずに飲みだす。
確かに気づいていない様子だ。
「うぅぅ、わたくし寂しいのよ、なんでみんな仕事いっちゃうのぉぉ。」
デリンジャーは1人机に向かって泣いていた。
泣き上戸というやつだ。
そしてさらに三十分後。
「あぁ〜・・・俺もそろそろ来たわ。」
「ファイブさんお酒強いんですねぇ。大人組ももう潰れてるのに。」
相変わらず酒を飲んでいないカナは彼の隣でジュースを飲んでいた。
カナの膝の上には酔って眠ったミリアが膝枕をしてもらっている。
「なんでかねぇ、そういえばたまにどっかでやってる酒が強いかどうかのテスト?
あれでさ、俺まったく反応でなかったんだよね。酒豪?ザル?」
口数が増えていることにカナは気づいていた。
ちなみに前にも一度半酔いの彼を見たことがある。
彼の酔い方はズバリ”オヤジ系絡み”だ。
「そういやウチの俳優ってみんなスタイルいいよなぁ、胸ねぇけど。」
「どこみてんのよ、スケベー。」
「ハッハ!若いうちは元気な方がいいぞ。発育がよくなるからなぁ。」
カナは相手にするのをあきらめ、溜め息を漏らした時。
「ほれ、おねーちゃんものみねいのみねい。」
ファイブセブンがそういいながら、半ば無理矢理彼女に酒を飲ませる。
吐くわけにも行かず、そのまま飲み干すカナ。
一瞬で酔いが回り、顔を赤らめて頭を揺らしだす。
そして、次の瞬間。
「いきなりなにしとんねんアンタァ。」
「はい?」
カナはファイブセブンに振り向き、胸倉を掴んだ。
「わたしゃ酒に弱いっつってんだろボケナス。頭痛いっつぅねん!あぁ!?」
その勢いのまま、前後に彼の身体を揺らした。
「ちょ、まっ・・・は、吐く・・・カナさん、吐くって・・・。」
ファイブセブンが吐き気を催すと、同時にカナが手を離す。
開放されると、彼はどこにでもなく走り出し、外へ出て行った。
そしてすぐに机に突っ伏すカナ。
その様子を見ていたジャックが呟いた。
「だから吐くまで飲むなっつったのに・・・。」
「な〜にたそがれてんだよジャックん!こっちきて飲みましょうよ〜。」
パイソンが彼の首を掴み、引きずって酔いつぶれたカズエとミノルの下へ連れて行く。
ちなみに出席者の中で、最も酒に強いのは彼のようだ。
こうして夜は更けていき、宴は真夜中まで続きましたとさ。
お終い
【BIOHAZARD-FUN.NET管理人より】
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